no title(4)

Ⅰ 「日本人の法意識」を読んで 川島武宜著「日本人の法意識」を読んだ。といってもかなり軽く。 そこで、ある国に法律ができて、その国民と法律との適応度について指標になるものについて参考になる点を本書に沿ってメモしておきたい。 Ⅱ 本書の問題意識につ…

no title (3)

Ⅰ no title (3)での考察対象 いくつかセミナーやシンポジウムに参加すると、質疑応答の際になされる質問として多いのが、「日本による法整備支援の特色は何か?」という問いである。つまり、法整備支援は様々な国や機関がドナーとなり行われているが、日本が…

no title (2)

Ⅰ 趣旨 ここではカンボジアでの経験を思い返すとともに、自身の法律についての、あるいはその背後にある考え方について数年間での変化を記しておきたい(←この点については別の記事でまとめることにする)。もっとも、ここで詳細に出来事を記録するのは、当…

no title (1)

はじめに

秋の始まり、金木犀の香り

現在午前8時。 いい朝ではない。 でも、外に出てふと金木犀の香りがした時、 少しだけいい朝になった(プラマイゼロいまだマイだけど)。 先日、「どんなときに秋が来たって感じる?」と聞かれ、 「金木犀の香りがしたとき」と答えた。 それに対して、「金木…

「コロナ禍」という言葉について

最近、、、といっても割と前からだと思う、 「コロナ禍」という言葉をよく目にするようになった。 率直に、この言葉にとても違和感を感じる。 これまで「〇〇禍」というと、「予防接種禍訴訟」(公法系の講義で損失補償との関連で紹介されるいくつかの裁判例…